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シリーズ⑥ 神戸たまねぎ天

 9月、「神戸たまねぎ天」が小学校給食に登場しました。これは神戸市学校給食オリジナルの地産地消加工品です。原料には、市内で学校給食向けに栽培されたたまねぎの規格外品を使用しています。昨年の中学校給食に続き、今年は市立小学校でも提供されることになりました。

●地産地消は工夫できる
 学校給食向けたまねぎの収穫量は、「こうべ給食畑推進事業(神戸市経済観光局農水産課)」の開始以後、増えています。しかし、学校給食食材として使用するには、サイズや形状などの規格があります。規格から外れてしまう野菜の有効利用について、神戸市、JA、学校給食登録業者とも検討を重ねました。その中から一昨年、すでにあった「淡路たまねぎ天」で使用のたまねぎを、神戸産へ置き換えた「神戸たまねぎ天」の素案が浮上。間もなく製品化へ向けた取り組みが始まったのです。昨年10月にはひと足早く市立中学校の給食で提供されました。*「淡路たまねぎ天」は現在も継続して提供しています。

 今年は、5~7月に収穫された500キロの規格外たまねぎを、市内の食品製造会社で加工しました。昨年の中学校給食では大変好評でしたので、小学校給食の方でも楽しみです。

●食品ロス削減にも貢献
 給食用農産物の規格外品を活用する取り組みは、生産者への感謝と農業への理解を深める食育の機会になります。同時に、給食における地産地消の推進に貢献するだけでなく、食品ロスを大きく減らすチャンスです。神戸市学校給食会では規格外品活用の取り組みを積極的に進めており、他に「神戸キャロットはんぺん」などがあります。

●今回は、兵庫区・水木小学校の1年生を撮影させていただきました。先生方にはご指導の合間を縫ってご協力いただきましたこと、感謝申し上げます。●

 
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