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給食のイチおぃしぃ

神戸ビーフ

 令和2年10月から市立小中学校の学校給食で、県産高級食材の「神戸ビーフ
」を使用した献立を実施します(「神戸ビーフが給食に?!」→市のページへ移動)。神戸ビーフが給食に登場するのは初めてで、5日の中学校給食「神戸牛すき焼き」を皮切りに、令和3年1月まで、牛どんやビーフシチューなど豪華メニューを、小中学校ともに3回ずつ予定しています。

 神戸ビーフ」は、世界でも最高級和牛の代名詞となっており、現在、世界23の国と地域に輸出されています。日本には他にも松阪牛など有名なブランド肉がありますが、海外における知名度と人気は「神戸ビーフ」に勝るものはなく、すし・天ぷらではなく「神戸ビーフ」が食べたいという外国人旅行客も多いのです。肉質は大変やわらかく、他県産のものと比較してもとにかく脂の質と味が良いのが特徴です。実際、神戸ビーフの素牛である但馬牛の肉を科学的に調査すると、「風味、うま味の良さ」につながる「モノ不飽和脂肪酸」が他県産のものより多く含まれていることが分かっています(*兵庫県立農林水産技術総合センター
のページへ)。

 神戸ビーフ」に認定されるには、日本一厳しいと言われる条件をクリアしていなくてはなりません。そもそも血統による厳格な条件を貫く但馬牛の中から、肉質等級、脂肪交雑(BMS)、枝肉質量の他、食肉のきめ細かさ、しまり具合などを評価。特に高品質のものだけを「神戸ビーフ」として認定、「神戸ビーフ」を証する「のじぎく」を押印し、出荷されます。流通量には限りがあり、令和元年度の認定頭数は5523頭(神戸肉流通推進協議会、令和2年7月発表)、同年の国内牛肉生産総量(黒毛和種)の0.5%程となっています。

 今回、兵庫県と学校給食の調整に尽力してくださった兵庫県食肉事業協同組合連合会・清水事務長は、「新型コロナウイルス感染症の影響で神戸ビーフの売れ行きが落ち込んだが、こうした取り組みにより畜産農家の人たちは大変助けられている。そして、給食で提供されることで、なかなか口にできない神戸ビーフのおいしさを児童・生徒らに知ってもらえるよい機会だと思っている。世界中で愛される神戸ビーフのことをもっと知ってもらい、地元にはこんなにすばらしい食材があることを誇りに思ってほしい。また、兵庫県にこのようなおいしいお肉があるのは、生産、流通、市場などの現場でたくさんの人が働いてくれたおかげ。感謝の気持ちでいただいてほしい」と話しておられました。

 今回、学校給食で神戸ビーフが使用されるにあたり、神戸肉流通推進協議会と兵庫県食肉事業協同組合連合会では、神戸ビーフに関する知識を深め、学校での食育に役立ててもらう目的で、パンフレットや下敷きを用意。市内小中学校を通じて児童・生徒らに配布する予定です。

 今回の給食は、国産食材の生産者支援と販売促進を図る国の緊急経済対策事業を活用したものです。兵庫県が食材の購入費を支援する形で実現しました。使用する神戸ビーフは、総量13トン程になる見込みです(令和2年9月末現在)。

【献 立】
中学校=神戸牛すき焼き(10月)、神戸牛のうま煮(11月)、神戸牛プルコギ(1月)
小学校=神戸牛どんどん(11月)、神戸牛すきやき(12月)、神戸ビーフシチュー(1月)

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