2019.06.14こうべの食育 「ル*ル*ルプログラム」たまねぎの収穫 小学生等農業体験事業「ル*ル*ルプログラム」たまねぎの収穫 (一財)神戸市学校給食会では、未来を担う子どもたちに多様な経験の機会を提供するため、学校給食用の食材を「育てる」「収穫する」「食べる」を体験する農業体験事業「ル*ル*ルプログラム」を農業生産者・JA兵庫六甲・地域・神戸市等との協働で実施しています。 6月13、14の両日、本年度一回目となる農業体験事業「ル*ル*ルプログラム」が開催されました。この日は、北区大沢町の農業生産者・小西健一さん指導のもと、13日は灘区・摩耶小学校から64名が、14日は須磨区・松尾小学校から50名がたまねぎの収穫を体験しました。 〇実施日 令和元年6月13日(木)、14日(金) 〇参加小学校 摩耶小学校(灘区)64人 松尾小学校(須磨区)50人 〇場 所 神戸市北区大沢町 〇こうべ給食畑推進事業について こうべ給食畑推進事業(神戸市のページへ移動します) ◎参加した子どもたちの感想文の一部を紹介します◎ 「たまねぎがどんな風に作られているのか、見るのを楽しみにしていた」という子供たち。まずは、小西さんからたまねぎの育て方、収穫の方法についてお話です。「たまねぎは、葉のところが倒れてきたら、『収穫してもよい』という合図です。まだ茎の根元がしっかりしているものは、まだまだ大きくなる可能性があるということです」「掘ったたまねぎは、必ず根っこの方を上にして、そっと地面に置いてください。根っこを乾かさないと、そこから腐ったりすることがあります」。普段、何気なく食べているたまねぎですが、小西さんが語る内容は、どれも初耳の話。「そうだったんだ!」。子供たちは、「聞き逃してはいけない」という真剣な眼差しで耳を傾けました。 今回は学校ごとにひと畝(うね)ずつが用意されました。昨年8月下旬に種を撒き、今日まで小西さんが大切に育てたたまねぎです。小西さんのアドバイスに従って、茎の根元を持ち一気に引き抜くと、大きく育ったたまねぎがぽこぽこ出現。サイズはなかなか。子供らは1個引き抜くたびに笑顔を見せました。 そのうち畝(うね)は、ごろごろと大粒のたまねぎでいっぱいになりました。収穫したたまねぎは、スケールで測ってS~3Lにサイズ分け。今年のたまねぎは例年より大きく育っており、一番多いサイズはL~2L。中には4Lも交じりました。 収穫したたまねぎを運ぶ際は、重さで苦しそうな表情を浮かべる子供らもいましたが、かごいっぱいに積まれたたまねぎを見て、皆一様に嬉しそうでした。農家の仕事を垣間見た子供からは「農家さん、こんな重たくてたいへんや。勉強になった」との声も聞かれました。 子どもたちからの質問タイムでは、さまざまな疑問を通してたまねぎのつくりや品種、出荷などについて学びました。 小西さんは「小学生のみんなに、ちょっとした感動を味わってもらえたことがうれしい」と話しました。 Tweet Share