Q. 何本ぐらい植えるんですか? A. この畑全体で1万本ぐらい植えます。 畑に直接種をまく場合は、一粒だけでは芽が出ないときがあるので、2、3粒を一緒にまきます。そうすると、不思議なことに種同士で協力し合って発芽しやすくなります。
Q. いつ(季節)収穫していますか? A. 3月に種をまき、4月に畑に植え、6月中頃ぐらいから7月中旬頃においしく食べてもらえるようになります。
Q. だいたい採る時間でおいしさは変わりますか?(先生から) A. お日さんを浴びて、夜に向けて糖分を蓄えてるんで、いっぱい糖分をためた早朝に採ると甘いスイートコーンを出荷できます。みんなが起きるまでに収穫してるんですよ。 Q. とうもろこしのおいしい見分け方は? A. 簡単に見分けるのは、ひげの色です。ひげの色が緑色のあいだはまだまだです。色がだんだん茶色になって、乾いてカラカラになってきた頃がおいしくなってきている時期です。
Q. 採ったあとはどこに行くんですか? A. 朝収獲したら、JAへ。JAからスーパーや八百屋にいきます。新鮮なうちがおいしいから、おいしく食べてもらうために、朝早くみんな頑張って収穫して、JAに持っていきます。もしかしたら、買い物にいったときに、このとうもろこしの仲間が売っているのを見かけるかもしれない。お店で、「どんなところの野菜が来てるのかな」とか、「神戸市の野菜あるかな」 とか、ぜひ探してみてください。もしかしたら、私が作った野菜をみんなに食べてもらえるかもしれないし、「あ、あの人が作った野菜かな」というのを思い浮かべながら食べてもらえるとうれしいです。
Q. おすすめの食べ方はありますか? A. 採れたてをそのまま食べてもらうのがいいけどね。帰ったらすぐにちょっとでも生でかじってみてください。あと、皮がついたまま焼いて、焼きとうもろこしに。皮がラップの代りをして蒸し焼きになります。少し生でも甘く、おいしく食べてもらえます。 それから、とうもろこしご飯。ご飯を炊くときに粒を入れて、さらに芯も一緒に入れて炊きます。芯は食べられないけど、芯からお出汁(だし)が出るんで、塩とか入れて食べてもらえたらと思います。
Q. この収穫の後はどうするんですか。次は何をするんですか?(山下裕史選手から) A. 収穫後、トラクターで、とうもろこしの木をバラバラ、粉々にして、土にすきこみ、たい肥にします。 そうすると、土が肥えてやわらかくなる。このあたりは冬も雪が積もらないし、温暖なので、キャベツやブロッコリーを秋に向けて栽培します。