2024.04.23こうべの食育 「神戸っ子農業体験 ル*ル*ルプログラム」 にんじんの収穫 「神戸っ子農業体験 ル*ル*ル プログラム」 にんじんの収穫 実 施 日 : 令和5年12月5日(火) 参 加 校 : なぎさ小学校 4年生 63人 実施場所 : 神戸市西区平野町中津(圃場) 協 力 : JA兵庫六甲 神戸西営農総合センター、農業生産者(JA兵庫六甲 神戸西学校給食部会) 農業体験等を通じて、「育てる」「収穫する」「(学校給食で)食べる」の3つの「る」を子供たちが体験し、食について学ぶ「神戸っ子農業体験 ル*ル*ル プログラム」。今回は、なぎさ小学校4年生の子供たちが、にんじんの収穫を体験しました。 当日のお天気は「くもり」。カッパを着て、軍手をはめて、スタンバイ。 JA兵庫六甲 神戸西学校給食部会 にんじん部会長 藤田さんのお話 「にんじん」は、11月下旬から収穫がはじまります。今年は雨が少なく、土がしまっていますが、そんな状況でも「にんじん」は成長します。皆さんは、普段スーパーなどで「にんじん」を見かけると思うけれど、今日は、どんなところでどんな風に「にんじん」が育っているのか、見てもらえたらいいかなと思います。私たちは、皆さんにおいしい野菜を提供できるよう、日々がんばっています。今日は、ケガのないように収穫を体験してください。 JAの大山さんから、収穫の方法について説明していただきました。 広い畑の中の、今回は一番端の2列を収穫。畝の前に並んだら、両手を広げて、お互いの間隔をしっかり取ります。 「うわ~、大きいニンジン!」 「早く抜きたい」 雨が少なく、硬くなった土。このままでは収穫しにくいと、皆が到着する前に、生産者の澤田さんたちが、手前の畝の土を掘り起こしてくださいました。これで「にんじん」が抜きやすくなります。まずは、こちらの畝から収穫体験です。 「くわ」が浮き上がらないよう、人が上に乗って土を掘り起こします 収穫開始! 「よっしゃ、全部抜くぞー!」と意気込む子供たち。目の前の「にんじん」をどんどん収穫していきます。 「ダブルで(2本一緒に)採れた」 「にんじん、めっちゃかわいい」 「よっしゃー!めっちゃ採れた!」 「小っちゃいの採れた!」 「めっちゃ簡単!」 「見て~、ここからここまで、俺が収穫してん!」 次は、掘り起こされていない、硬い土の畝へ移動して、「にんじん」の収穫を続けます。 掘り起こされた柔らかい土と、そうでない土での収穫、違いを感じられるかな? 硬い土の畝へ、ジャンプ! 「硬い!」「抜けへん・・・」「折れそう・・・」 皆、硬い土の収穫には少し苦戦しているようですが、それでもがんばって作業しました。 まれに折れてしまうことも・・・ 土の硬さで収穫のしやすさが違うことを皆が実感できたところで、澤田さんたちが、土の硬い畝も掘り起こして収穫しやすくしてくださいました。 その後の収穫がすごく簡単に。たくさん抜ける抜ける! 藤田さんに教えていただいた方法で、葉っぱを切ります。葉の根元を切るんだったよね。 収穫した「にんじん」は、全てかごに入れ、積み込みのトラックの近くまで、協力し合って運びます。 収穫した「にんじん」はトラックへ 後ほど出荷されます 収穫後のにんじん畑 手前2本の畝がきれいになくなりました 各自2本ずつ、お土産用に持ち帰り 子供たちが見つけた、おもしろい「にんじん」たち。みんなは何に見えるかな? タコさん? 丸い。かわいい~ ちっちゃ! 宇宙人? 曲がってるね~ 枝分かれ ロケット? サボテンっぽい にんじんじゃない。きれいな石 代表児童2人がお世話になった方々へ挨拶をします。 「柔らかい土と硬い土で、収穫のしやすさが違って驚きました。にんじんは給食によく出るので、これからもよろしくお願いします。」 「今日は皆で、にんじんをいっぱい収穫できました。これからも給食のにんじんを味わって食べたいです。」 先生の号令で全員起立、声を合わせて、 「ありがとうございました。これからも給食をおいしく食べまーす!!」 今回お世話になった方々 左から、JAの坊さん、にんじん部会長の藤田さん、生産者の伊藤さん・澤田さん、JAの大山さん 「にんじん」は、たまねぎ、じゃがいも、キャベツと共に、給食に最も使われる食材の1つです。 今回の収穫体験を忘れずに、農家の方に感謝して食べましょうね! ☆子供たちの感想 ・固い土ではすごく抜きにくかったのに、トラクターで土を柔らかしてもらったら、すごく抜きやすくなったので、すごいと思った ・初めての体験だったし、ニンジンをたくさん抜くことができて、とても楽しかった ・お土産にもらったニンジンは、校外学習のお弁当に入れてもらって嬉しかった ・給食で食べているニンジンが、このように作られていることが知れてよかった。感謝して食べようと思う Tweet Share