2025.01.29こうべの食育 「神戸っ子農業体験 ル*ル*ルプログラム」 にんじんの収穫 「神戸っ子農業体験 ル*ル*ル プログラム」 にんじんの収穫 実施日 : 令和6年12月3日 参加校 : 本山南小学校 3年生 75人 実施場所 : 神戸市西区平野町宮前(圃場) 協力 : JA兵庫六甲 神戸西営農総合センター、農業生産者(JA兵庫六甲 神戸西学校給食部会) 農業体験等を通じて、「育てる」「収穫する」「(学校給食で)食べる」の3つの「る」を子供たちが体験し、食について学ぶ「神戸っ子農業体験 ル*ル*ル プログラム」。今回は、本山南小学校3年生の児童が、にんじんの収穫を体験しました。 お天気は快晴、気温も12月とは思えない、とても暖かい日の収穫体験となりました。 本山南小学校の児童たちは、平野橋バス停でバスから降車し、そこから徒歩で10分ほどかけて圃場までやってきました。 軍手をはめて、収穫準備ができた児童から畑へ移動します。畑に植わったにんじんを見つけた児童たち、「うわ!にんじんや!」とすかさず反応。 収穫体験の前に、JA兵庫六甲・神戸西学校給食部会・にんじん部会長の藤田さんから、収穫のコツなどを聞きました。 「酷暑やゲリラ豪雨などの最近の異常気象は、農家にとって大変ですが、にんじん部会のメンバーは、なんとかがんばっています。畑を見る機会は少ないと思うので、普段経験できないことを体験してもらえると、私たちもうれしいです。抜き方のコツは、葉の根元を持って、腰を入れて上にひっぱると抜けます。横にひっぱると葉が折れて抜けないので、まっすぐ上に。今日の畑は少しぬかるんでいるので、けがのないように気をつけてくださいね」 収穫開始!! 一つの畝に向かい合って並びます 「うわ、めっちゃ抜ける。面白い~!」 「いっぱい採ったぞ~!」 どんどん収穫する児童たち 農業が盛んな神戸市西区ですが、土の状態によって栽培に適した野菜があるようで、岩岡町の土はキャベツ栽培に向いており、平野町の土は、にんじん栽培に適しているようです。 昨年のにんじん収穫は土が硬く、収穫しにくかったので土を掘り起こしてもらいましたが、今年の土は状態が良かったようで、児童たちはどんどん収穫していました。 大きくてきれいなにんじんがたくさん採れましたが、中には小さいものや、2股にわかれたもの、丸いものなど、かわった形の「おもしろにんじん」も採れました。 「これ見て~、The Carrot!」(これぞ、にんじん!という感じ) 「2股に分かれてる!」 「丸いにんじんもあるで~」 「土がいっぱい付いたの採れた!」 かわいいにんじんだね~ 「めっちゃ小さい!」 「もっと抜きたい!あっちも抜いていい?」 採れたにんじんは、葉と根をハサミで切って コンテナの中にやさしく入れます 各自お土産に持って帰る、気に入ったにんじんを3本、袋に入れると、「もう3本キープした。もっと収穫していい?」と、まだ収穫したい様子の児童。よっぽど収穫体験が楽しかったようです。 「これ大きい!」「これおもしろい形!」「これキレイ!」 にんじんを入れたコンテナを運ぶ 重いけど、がんばって! 最後は、にんじん部会・伊藤さんからのお話です。 伊藤さん「みんな、にんじんの収穫はどうでしたか?」 児童「面白かった~」「簡単に抜けた~」 伊藤さん「この畑全部のにんじんを手で抜いて、葉と根を切って収穫するのはとても大変です。いっしょうけんめい育てたにんじん、給食に出たら残さず食べてくださいね」 お世話になった方々 左から、藤田さん、澤田さん、伊藤さん 「にんじんの収穫楽しかった人?」 「ハーイ!」 にんじんは、栄養たっぷりで、神戸の学校給食にもほぼ毎日使われていますが、育てるのはとても難しくて大変だそうです。神戸産のにんじんが、学校給食に提供される時期は12月~3月と限定されますが、この収穫体験を機に、地元神戸産の野菜が食べられることに感謝して、できるだけ残さないようにしましょう! ☆児童の感想 ・にんじんを収穫できて楽しかった。葉っぱを初めて見たが、大きかった ・自分の収穫したにんじんが、給食に使われていたらうれしいな ・農家さんのお仕事を知ることができて良かった。一からにんじんを育てて、すごいと思った ・他の野菜も収穫してみたいと思った Tweet Share