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給食のイチおぃしぃ

兵庫県産トマトピューレ

 神戸市立小中学校の給食用食材として今年から、「兵庫県産トマトピューレ」を使用しています。「兵庫県産」とありますが、原料のトマトは神戸市西区・北区産がメインとなっています。このトマトピューレは、地場産物の活性と、子どもたちに地産地消の良さについて理解を深めてもらう目的で、JA全農兵庫が企画・開発しました。当初から神戸市の学校給食用として検討されました。収穫量が多すぎて出荷できずに余った旬のトマトや、サイズが大きすぎる・小さすぎる等の理由で廃棄される予定だったものを活用。学校給食の市内産野菜の使用量を増やすと同時に、食品ロスの削減に貢献しています。初の取り組みとなった今年は、約2.4トンのトマトを使用したとのことです。

 (左)収穫は5~7月で、熟したものから使用します。6月に撮影した圃場の様子。 (中・右)主に西区で収穫されたトマトは、淡路島にある食品製造工場で加工されます。洗浄して冷凍、粉砕、裏ごし、濃縮加熱して仕上げます。

 トマトは水耕、土耕で栽培された2種類をブレンド。水耕トマト(麗妃・カンパリ)のさっぱり感と、土耕トマト(桃太郎系)のしっかりした酸味と強い甘み。それぞれの良さが引き立つ味わいに仕上がっています。
 今年度は中学校で「ラタトゥイユ」(7月)、小学校で「トマトとたまごのスープ」(9月)に使用します。

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*水耕栽培:土を使わない栽培方法です。草刈りをする必要がなく、植物や野菜に直接栄養を与えられ、また病気も防ぎやすくなるなどのメリットがあります。
*土耕栽培:土に植えて育てます。害虫駆除や除草対策、土づくりなど、管理の面では手間がかかりますが、生産物の味がより濃厚になります。
*兵庫県産トマトの情報は こちら(兵庫県農産園芸課のページへ移動します)

 

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